更年期ケア

漢方の世界では、女性の体は７年の周期で変化すると考えられています。
そんな私たちの体の衰えは３５歳が入口。
３５歳、肌の艶や髪が衰え始め。
４２歳、女性ホルモンの分泌が減少、プレ更年期。
４９歳、閉経を迎え、多くの女性に更年期症状が現れます。

中医学では、生殖や成長、発育、ホルモンの分泌などに「腎」が関係していると考えられています。
「腎」のサポートは、アンチエイジングのひとつ。
事前に体の不調を整える「未病先防」の考え方は、生活習慣病などの病気だけでなく、女性なら皆が多かれ少なかれ経験する更年期だからこそ、役立ててほしいものです。

閉経の平均年齢は50.5歳で、その前後10年、45～55歳を更年期といいます。

症状が様々なため、一見更年期障害とわかりにくいものも多く、何度も症状を繰り返したり、たくさんの病院を回ったりと、苦労された方からのお話を耳にします。

主に月経不順や倦怠感やホットフラッシュなどのつらい症状は、からだが女性ホルモンの減少に慣れてくると次第におさまってきますが、骨粗しょう症や高コレステロール血症、膀胱のトラブルや手指の関節痛などの症状は閉経後も続いたり、閉経後何年も経ってから現れるのが特徴です。

当薬局で特に多いご相談については、お客様の声を参考にしてください。

更年期以降の体の変化を逆手に取り、自分にあった生活習慣を見直したことで、
元気な老年期を迎えている方がいます。

３人のこどもの育児と更年期障害、６０代から高血圧や高コレステロール血症、甲状腺機能亢進症を患いました。
でも、これからの元気のためにと、５５歳から食事量や運動習慣を見直し、自分にあった漢方薬を始めました。それからも、季節や年齢に応じた調節をしながら、今年８８歳！骨粗しょう症や白内障もなく、いまでも畑に出ています。
 

いつからでも遅くありません。
体調不良や体調変化、生活習慣を見直すチャンスとして考えてみませんか。